オールドレンズの雰囲気
今日は、オールドレンズのF値ごとの写りの変化をお見せしたいと思います。
ヤフオクで落札したカメラをチェックしたときに、絞りを1段ずつ変化させながら試し撮りをしました。古いレンズを使ったので、F値を変えるとどのように写りが変わるのかわかりやすいと思い、掲載したいと思います。
フィルムはイルフォードのXP2スーパー(ILFORD XP2super)レンズはライカのズミルックス35mm F1.4第1世代を使用しました。絞り開放ではかなりソフト掛かるレンズです。
ブログ名がバルナックライカプラスなのにどうしてMマウントのレンズなんだというツッコミは入れないで下さい(笑)
サムネイルではわかりにくいですが、拡大してもらうとソフト掛かっているのがわかると思います。また、他の写真に比べるとコントラストが低いです。 この絞り開放の写りのため、好みが分かれるレンズとして有名なんだそうです。 ゆるふわな写真を撮るのには向いていますが、正確な撮影にはちょっと不向きですね。
ちなみに、この写真だけ少し暗くなっています。 計算上の露出は適正なのですが、大口径レンズは絞り開放で写真が暗くなるようです。
これはオールドレンズに限らず現代のレンズでも多かれ少なかれ起こる現象です。ちなみに、Mモードを使わない限りはカメラが自動的に補正するので、現代のカメラではここまで暗くなることはありません。
絞り開放と比べると、一気にシャープになりました。コントラストも高く、ソフトさもほとんどありません。
技術の進歩により、現代のレンズは絞り開放でもこのような写りになることが多いです。昔のフィルムは高感度に弱かったので、無理をして(写りに妥協して)明るいレンズを作っていたんですね。
ちなみに、オールドレンズでもF値が暗いレンズは絞り開放からこのような写りをすることが多いです。中にはライカのズミクロン50mmF2や、ニコンのニッコール50mmF2や85mmF2(全てライカLマウント)のように明るいのに絞り開放からシャープでコントラストの高いレンズもありますが、そのようなレンズは当時としては驚異的な性能だったため名玉と呼ばれ伝説と化しています。
ただ、現代のレンズとあまり変わらない写りをするので、ゆるい描写が好きな私はなんだか物足りないです(*´Д`)=3ハァ・・・
机が浮かび上がって見えます。 このレンズはここまで絞り込むとシャープさとコントラストが安定するようです。 ボケの量も多過ぎず少な過ぎずです。
ちょっと立体感が無くなってきました。 絞り込むことによって被写界深度が増え、ピントがあって見える範囲が広がってきたためです。
サムネイルでは机の後ろのイスまでピントがあって見えます。
写真がさらに平面的になりました。 サムネイルでは部屋の奥にある棚もピントがあっているように見えます。
拡大しても奥の棚までピントがあって見えます。
写真全体にピントがあっていることをパンフォーカスと言って、ピント合わせをする必要が無いので被写体がどこにいても素早く写真を撮ることができます。
スナップ撮影等では有効なテクニックです。
ちょっと解像度が低いような感じがします。 これは絞り込み過ぎによって回折という現象がおきて解像度が下がっているためと、シャッタースピードが遅くなり過ぎて手振れが起こっているためだと思います。
構図が下がってきているのは決して腕が疲れてきた訳ではありません。
回折による解像度の低下は現代のレンズでも起こりますが、最新のデジタルカメラではカメラの機能で回折現象を低減できるものもあります。
いかがでしたでしょうか?
もちろん、全てのオールドレンズが同じように変化する訳ではありません。 どんなに絞り込んでもどこかシャープさに欠けていて、だけど優しい写りをするレンズや絞り開放ではソフトで繊細な写りをするのに、絞ると白飛びや黒潰れが起こりやすくなってフィルムなのにデジタルカメラみたいな写真が撮れるレンズ等、それはもう千差万別です。 使ってみなければわかりません。
ですが、その特徴を活かせれば最新のレンズでは撮れない写真も撮れるのです。
このページを見て下さった方の、写真を撮る上での参考になれば幸いです(☆゚∀゚)
ヤフオクで落札したカメラをチェックしたときに、絞りを1段ずつ変化させながら試し撮りをしました。古いレンズを使ったので、F値を変えるとどのように写りが変わるのかわかりやすいと思い、掲載したいと思います。
フィルムはイルフォードのXP2スーパー(ILFORD XP2super)レンズはライカのズミルックス35mm F1.4第1世代を使用しました。絞り開放ではかなりソフト掛かるレンズです。
ブログ名がバルナックライカプラスなのにどうしてMマウントのレンズなんだというツッコミは入れないで下さい(笑)
絞り開放(F1.4)
サムネイルではわかりにくいですが、拡大してもらうとソフト掛かっているのがわかると思います。また、他の写真に比べるとコントラストが低いです。 この絞り開放の写りのため、好みが分かれるレンズとして有名なんだそうです。 ゆるふわな写真を撮るのには向いていますが、正確な撮影にはちょっと不向きですね。
ちなみに、この写真だけ少し暗くなっています。 計算上の露出は適正なのですが、大口径レンズは絞り開放で写真が暗くなるようです。
これはオールドレンズに限らず現代のレンズでも多かれ少なかれ起こる現象です。ちなみに、Mモードを使わない限りはカメラが自動的に補正するので、現代のカメラではここまで暗くなることはありません。
F2.0
絞り開放と比べると、一気にシャープになりました。コントラストも高く、ソフトさもほとんどありません。
技術の進歩により、現代のレンズは絞り開放でもこのような写りになることが多いです。昔のフィルムは高感度に弱かったので、無理をして(写りに妥協して)明るいレンズを作っていたんですね。
ちなみに、オールドレンズでもF値が暗いレンズは絞り開放からこのような写りをすることが多いです。中にはライカのズミクロン50mmF2や、ニコンのニッコール50mmF2や85mmF2(全てライカLマウント)のように明るいのに絞り開放からシャープでコントラストの高いレンズもありますが、そのようなレンズは当時としては驚異的な性能だったため名玉と呼ばれ伝説と化しています。
ただ、現代のレンズとあまり変わらない写りをするので、ゆるい描写が好きな私はなんだか物足りないです(*´Д`)=3ハァ・・・
F2.8
机が浮かび上がって見えます。 このレンズはここまで絞り込むとシャープさとコントラストが安定するようです。 ボケの量も多過ぎず少な過ぎずです。
F4.0
ちょっと立体感が無くなってきました。 絞り込むことによって被写界深度が増え、ピントがあって見える範囲が広がってきたためです。
サムネイルでは机の後ろのイスまでピントがあって見えます。
F5.6
写真がさらに平面的になりました。 サムネイルでは部屋の奥にある棚もピントがあっているように見えます。
F8.0
F11
拡大しても奥の棚までピントがあって見えます。
写真全体にピントがあっていることをパンフォーカスと言って、ピント合わせをする必要が無いので被写体がどこにいても素早く写真を撮ることができます。
スナップ撮影等では有効なテクニックです。
F16
ちょっと解像度が低いような感じがします。 これは絞り込み過ぎによって回折という現象がおきて解像度が下がっているためと、シャッタースピードが遅くなり過ぎて手振れが起こっているためだと思います。
構図が下がってきているのは決して腕が疲れてきた訳ではありません。
回折による解像度の低下は現代のレンズでも起こりますが、最新のデジタルカメラではカメラの機能で回折現象を低減できるものもあります。
いかがでしたでしょうか?
もちろん、全てのオールドレンズが同じように変化する訳ではありません。 どんなに絞り込んでもどこかシャープさに欠けていて、だけど優しい写りをするレンズや絞り開放ではソフトで繊細な写りをするのに、絞ると白飛びや黒潰れが起こりやすくなってフィルムなのにデジタルカメラみたいな写真が撮れるレンズ等、それはもう千差万別です。 使ってみなければわかりません。
ですが、その特徴を活かせれば最新のレンズでは撮れない写真も撮れるのです。
このページを見て下さった方の、写真を撮る上での参考になれば幸いです(☆゚∀゚)
二人の時間
1992年
日の沈む頃
頼れる奴
Nikon NIKONOS-V Nikon W Nikkor 35mm F2.5 Lomography Color Negative 800
友人とスノボに行く事になり、ゲレンデで使えるカメラとしてニコノスⅤを買って持っていきました。
金属製のボディが手がちぎれそうなくらい冷たくなるのには困りましたが、AEも使えるし、スキーグローブをしていても操作しやすかったです。
雪に埋もれたり何度か転倒したりしましたが、さすがニコノス、問題なく作動しました。
ニコンは素晴らしいメーカーです(☆゚∀゚)
でも、できればレンズはもうちょっと柔かい写りにして欲しいです。
ニッコールは描写が真面目すぎて不真面目な私にはちょっと(*´Д`*)
ちなみに、このカメラを買ったその日にニコンから「デジタルニコノス」ことNikon 1 AW 1が発表されたのは神様のいたずらでしょうか。
もう、おちゃめなんだから(*´Д`)=3ハァ・・・
ホームで
配達人
光の宮殿
Leica 3c CANON 35mm f1.5 Kodak BW400CN
昨年の中部国際空港スカイデッキにて。
絞り開放での撮影ですが、球面収差の影響でソフトレンズっぽくなっています。 こういう描写が大好きです(*´Д`*) 中心部はそうでもないですが、周辺はコマ収差の影響でイルミネーションがびよ〜んと伸びています。
現代のレンズではこういった収差は技術の進歩によりほとんど押さえられていますが、このレンズは当時最速の(もっともF値が小さくて明るい)35mmレンズだったので設計に無理があったのかもしれませんね。
もっとも、収差があるからオールドレンズを使うのですけどね(*´Д`)=3
中部国際空港は、空港なのに買い物も食事もできる楽しい場所です。
オシャレなお店やおいしいお店が多いですが、なぜかユニクロも入っています。
海外からの旅行者向けでしょうか?
ちょっと高めのお店が多いですが中にはお買い得品もあって、私はこのとき¥1980でマフラーを買いました。
コムサ系なのに安くて得をした気分です(*´Д`*)
ここへは2回行きましたが、ここで飛行機に乗った事は一度もありません。
わたくしごとですが、自分が通っている写真教室「Focus Rock Studio」で写真展を行ないます。
「 瞬 間 - syun・kan - 」
日時:2014年1月25日(土)~2014年2月2日(日)
[OPEN]12:00-21:00(予定)
会場:Focus Rock Studio
〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄5-12-32
https://www.facebook.com/FocusRockStudioExhibition/info
↑「瞬間 - syun ・ kan」フェイスブックページ
私も写真集(フォツブック)2冊と特大の作品1点を出展予定です。
素晴らしい作品が展示される予定なのでぜひ来て下さい(☆゚∀゚)
ひなたぼっこ
Leica 3c KMZ Russar 20mm f5.6 ILFORD XP2super
ソーラーパネルが気持ち良さそうにひなたぼっこをしていました。
誰が何のためにここに置いたのか謎です。
まわりには誰もいませんでしたし( ̄▽ ̄;)
後ろに写っているのは名古屋市科学館。
巨大な球体は名古屋市が世界に誇る世界最大のプラネタリウムです。(世界最大級ではない!! ギネス認定)
たまに行くのですが、ライブナレーションが面白いのでオススメです(☆゚∀゚)
星空の投影機はドイツのカール・ツァイス製。
(二代続けて。以前の投影機もツァイス製)
ライカもそうですが、世界に誇る日本のカメラ・光学機器メーカーも、ドイツにはまだまだ敵わないようです(>_<)
コシナのレンズとか、凄い写りいいんですけど、がんばってくれないかな。
ルイ・ヴィトン
Leica 3c CANON 35mm f1.5 Kodak BW400CN
バッグとサイフはどうしてこのブランドが多いのだろう?